ハトヤブの考察レポート

世の出来事の根本を掘り出して未来を予想する

2025-01-01から1年間の記事一覧

「核の神学論争」を超えてーーリアリズムが求める核議論

日本の核議論は「非核三原則」を神聖視するリベラル派と、と核武装論を主張する保守派で二極化しております。しかし、悪化の一途をたどる日本の安全保障においては、その「神学論争」は命取りになります。

パンダから考える日中外交の真実

パンダという「対日工作の道具」に縋る情緒論 2025年6月28日に和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドのジャイアントパンダ四頭が中国に返還[1]され、来年の2026年1月には、東京・上野動物園に居る二頭のパンダも中国に返還されます[2]。日本政府は議員外交…

トランプNSSの構造的必然性:アメリカ「超大国の終焉」は不可逆な時代の始まり

トランプNSS:超大国の終焉という構造的帰結 2025年12月5日に公表されたアメリカの国家安全保障戦略(NSS)[1]は、従来のアメリカの外交政策からの明確な転換点を示すものとして、世界的な注目を集めております[2]。その内容は西半球(南北アメリカ大陸)を最…

トランプ氏の冷徹な超国益外交、日本は逆手にとれ

トランプ大統領が高市首相を「諫めた」とする報道に、外交論議の場では「朝海の悪夢」を引き合いに出して対中融和策を主張する声が出ている。果たしてそれは正しい判断なのか?

日中関係マネジメントという虚像

皆さんこんにちは、今回は首相の任を解かれて政権批判に興じる石破氏が主張した「日中関係マネジメント」論について論評していきたいと思います。 1.序論 1.1.背後から銃を撃つ男 1.2.構造的対立という不可避な壁 1.3.エッセイの目的 2.親中政権が日中関係を…

高市首相の「存立危機事態」発言の意義

皆さんこんにちは。2025年11月7日より高市首相の発言[1]を巡る認知戦が勃発し、現在も続行しております。筆者は一部で主張されているような意味合いとは別の角度から、「今が重要な分岐点」にあると考えているので、今回もこのテーマを取り上げることとしま…

台湾問題と中国の認知戦

皆さんこんにちは、3週間にわたって台湾問題と日本について取り上げましたが、今まさに予想した通りの展開となっております。今回はその詳細を筆者なりの視点で解説し、今後の対応について具体的に論じようと思います。 大阪総領事暴言事件 ペルソナ・ノン・…

トランプ氏が台湾問題を日本に押し付ける可能性

高市政権で行われた日米首脳会談が成功裏に終わる一方で、2日後に行われた米中首脳会談では台湾への話題はなし。その真相は?

台湾有事は日本の宿命(2)

皆さんこんにちは、前回に引き続き「台湾有事」について論じていこうと思います。 武力行使事態と究極のジレンマ 「封鎖からの融和」を利用する中国の台湾攻略 秩序回復を名目に台湾征服 日本に突き付けられる究極のジレンマ 日米の「役割分担」と日本の法的…

台湾有事は日本の宿命(1)

台湾有事に対岸の火事な雰囲気の日本。しかし実際や日本の存立にかかわる、重大な事件です。

公明党連立離脱の真相再考察

前回の記事投稿後に得た情報をもとに私の論点を補足しつつ、別視点での離脱の背景を探ってみます。

公明党連立離脱の真相考察

突如公明党が自民党との連立から離脱し、26年間の歴史に幕を下ろした。「政治と金」の問題と言われるが、国土交通大臣のポストを犠牲にしてまで決断した背景は同党の譲れない外交的立場にあった。

次期首相が直面する地雷だらけの日本政治と外交

皆さんこんにちは、ハトヤブと申します。まもなく新たな自民党総裁が決定されます。前回は一般論でのリーダー論を述べさせていただきましたが、今回は新総裁が首相になる場合において直面する問題に迫っていこうと思います。 疑惑の総裁選 増税を許さない国…

今の日本のリーダーに求められるもの

皆さんこんにちは、ハトヤブと申します。このところ日中関係の考察ばかりだったので、今話題沸騰の2025年自民党総裁選についても軽く触れてみようと思います。 壊れていく世界 日本型リーダーシップの限界 発信力の低さ 主体性の欠如 しがらみに迎合 求めら…

日中相互不信のメカニズム(3):親中派を追い詰める対中外交の真実

高市氏では日中関係が改善できないと言いますが、親中派でも日中関係が悪くなっている傾向にあります。岸田政権の対中外交を深掘りして、その真相を探ります。

日中相互不信のメカニズム(2):地政学と戦略思想が暴く日中関係の真実

日中は戦略的互恵関係にあり、日中関係は重要だと主張する専門家が多いです。それは果たして本当が?中国の地政学と戦略思想から、日中関係の裏を読み解く。

日中相互不信のメカニズム(1):反日の深層

中国はなぜいつまでの歴史問題に固執するのか?実はそこには単なる歴史的トラウマを超えた、中国の統治システムにかかわる問題があった。

AIは民主主義と独裁主義のどちらを選ぶのか?

進化するAIは、民主主義を守るのか、それとも揺るがすのか? 米中の開発競争が激化する中、AIは社会制度の選択にまで影響を及ぼし始めている。 本記事では、AIが民主主義に与えるリスクと、それを守るための取り組みを紹介。

「トランプ政権ならウクライナ戦争は起きなかった」は本当か?

巷では「トランプ政権ならウクライナ戦争は起きなかった」という主張が聞かれます。トランプ本人が主張し、米ロ首脳会談後にプーチン氏も言及しました。果たしてそれは本当でしょうか?多角的な視点から検証を行います。

尖閣はこうして放置された

中国が一方的に実効支配を強めようとする尖閣諸島。日本はこれに対抗できるのか?日本の「守り」の弱点を探る。

尖閣はこうして奪われる

ウクライナ戦争やガザ戦争の裏で矮小化されがちな尖閣諸島問題。中国がいかにしてこれ奪おうとしているのか、戦略的視点から解説します。

苦境の石破首相と戦後80年談話問題、官邸に送った私の提言

参議院選で敗北した石破首相は進退窮まり、戦後80年談話に走る可能性が高いです。それがどういった事態を引き起こすのか解説し、対策として官邸に送った提言を公開します。

なぜ北朝鮮は攻撃されず、イランは攻撃されたのか?

イラン核施設を攻撃したトランプ大統領。しかし6年前は北朝鮮を攻撃しませんでした。この違いは何か?二つの国の明暗を変えた要素を突き止めます。

イランが核保有を目指す理由

トランプ政権に核施設を爆撃されたイラン。IAEAの懸念を高めてでもウラン濃縮を加速させた彼らの事情とは。

日中同盟は裏切り、アメリカは許さない──日中同盟論考察──

※本記事は「日中同盟について考察する」を読みやすいように分割し、独立した記事として完結するように大幅に加筆・編集したものになります。ここだけ読んでも大丈夫です。 これまで「トランプは日米安保を破棄するか」「中露分断はできるのか?」「日中同盟…

日中同盟はナンセンス!─日中同盟論考察─

※本記事は「日中同盟について考察する」を読みやすいように分割し、独立した記事として完結するように大幅に加筆・編集したものになります。ここだけ読んでも大丈夫ですよ。 日中同盟でアジアは平和? 日中同盟で尖閣は中国領土 中国はサンフランシスコ条約…

中露分断はできるのか?─日中同盟論考察─

※本記事は「日中同盟について考察する」を読みやすいように分割し、さらに加筆・編集したものになります。独立した記事として完結していますのでここだけ読んでも大丈夫です。 中露の挟撃を回避せよ! 中露分断は可能? 中ソ対立の経緯と背景 中露結束、分断…

トランプは日米安保を破棄するか?―日中同盟論考察―

※本記事は「日中同盟について考察する」を読みやすいように分割し、さらに加筆・編集したものになります。独立した記事として完結していますのでここだけ読んでも大丈夫です。 世界に背を向けるアメリカ 日米安保破棄?代案の提唱! 日米安保の意義 破棄され…

日中同盟論について考察する

アメリカに対する信頼が揺らぐ中、欧州は独自に安全を保障することを模索し始めた。日本でも独自路線を主張する声が上がるが……。

ウクライナの平和を中国が作る可能性

皆さんこんにちは、ハトヤブと申します。21世紀最大の侵略戦争であるロシアのウクライナ戦争が終局へ向かっております。一番目立っているのはトランプ大統領。ウクライナ戦争の停戦という公約を果たしたい彼は思いっきり舵をロシア寄りに振り切ってウクライ…